自分の足で歩いていくことが力になる。
自立していく息子の背中を見送ってきた。
去年の今頃は、先の見えない日々だったけれど
自分で動きだしたら、みるみる元気になっていった。
働くことが彼の生命力を目覚めさせたようだ。
怒りや不満を口にすることが少なくなり、
ふがいない母であるわたしをいたわってくれるようになった。
本当に人は環境が変われば変わっていくのだと思う。
頼りなげではあるけれど、しっかりと踏み出している。
わたしは信じて見守るしかないんだろう。
わたしも彷徨ってばかり、いられない。
寂しさと悲しみは消えることはないけど、
好きなことが元気をくれるから、大丈夫。
自分の人生を生きていかなければ。