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映画「そこのみにて光輝く」

9月に公開の映画「オーバー・フェンス」の独占試写会に参加するため、
予習のために観ました。

2014年度のキネマ旬報ベスト・テンの1位にも輝いている本作。

主演が綾野剛というのもあり、興味ありました。

最近注目を浴びている不遇の死を遂げた作家、佐藤泰志原作、函館三部作のひとつとして位置づけられているとのこと。

5度も芥川賞候補にもなりながら賞には恵まれなかったという。。

 

池脇千鶴演じる千夏の置かれた状況があまりに酷すぎて、直視するのがつらくなるほど。負の連鎖から抜けられないあきらめ感が、今の時代の閉塞感にも通じていると思った。

綾野剛演じる達夫に出会い、心を通わせていき、千夏は彼に希望の光を見出す。。

本当に千夏は酷い現実を必死で生きているのだが、達夫は彼女を救い出そうと真剣に関わろうとした。
ほんとうに自分のことを思って、関わろうとしてくれる人、それが自分も心を寄せる人なら。。

それって、何よりも幸せなことだなと。そういうものを人は求めているんじゃないかと思う。

極限状況に置かれているからこそ、それが際立ち、生きていく光になることに気づかせてくれるんだなと。
背負っているものはたくさんあって、うまくいかないことも多いけれども
心通うひとがいるんだと思えるだけで、生きていこうと思う元気がでる。

悲惨なシーンも多かったけれど、最後の光が満ちていく中で微笑みあう2人の姿が印象的。

 

 


映画『そこのみにて光輝く』予告編