「私の何をあなたは憶えているの」小手鞠るい
”壊れた笑顔”って…わかるようなわからないような
そんな笑顔に出会ったなら、気になってしかたなくなるだろう、私も。
美しく哀しく儚い記憶を抱いて生きる3人の人生が交錯する物語。
物語の中の物語に導かれるように謎が解けていく。。最後に残された疑惑は残酷すぎて胸が痛くなるけれど
同じ時間を共有していたとしても、それぞれの記憶の中の想いはその人だけのもの。
愛する人の記憶してる自分の姿はどんなだろう?
ラスト3Pが特に好きで、繰り返し読みたくなる。